「さくら亭」日報

あずみ

毎日のお着替えやマイルームの改装等、主にニコッと内のできごとを綴ります。

この冬に食べたいもの~愛しのインカシチュー~

グルメ

別に冬でなくてもかまわない。
私はただ、もう一度「森繁」のインカシチューが切に食べたい。

「森繁」は京都で40年続いたインカ料理の店である。
場所は高瀬川のほとりの飲み屋と料亭とが混在するような所で。
昼はインカカレーがいただけたが、断然夜に行きたい店だった。
夜は一品などもあるが4種類のコースメニューがあって。
野菜や果物のてんぷら「カパック」(バナナのてんぷらがうまい)
チキンを豪快に揚げた「コンドル」(食べ応え満点)
貝柱メインの「コンチータ」(ジューシー貝柱)
豚肉料理の「チチャロン」(豚苦手なのであまり食べてないから記憶が…)
これらのコース料理に必ずついてくるのがインカシチューだ。

赤い赤い赤いシチュー。
その赤さは唐辛子の赤。
どんだけ辛いんだ?とおびえながらスプーンをくぐらせると、
底にぎっしりの甘いとうもろこし。
唐辛子の辛さとコーンの甘さが絶妙に溶け合って、他では絶対食べられない。

この店で有名なのはインカコーラ。
コーラといえば黒い炭酸飲料を思い浮かべるだろうけれど、これは黄色い。
炭酸も弱めだからジンジャーエールにむしろ近いかも。
でもああ、コーラだという素朴な味なんだな。

コースを頼んでもアルコールを飲めないと物足りない量だったので
そういう時にはメニューにはないご飯を注文する。
とうもろこしの炊き込みご飯があるんだ。
コーンの甘みとほのかな塩味がこれまた絶品で。

勤務地が京都から離れたせいで行けなくなって気がつかなかったのだが
ある日行こうとしたら店がなかった。
2005年にご主人がなくなられて店を閉められたらしい。

ああ、あのシチューが食べたい。
やはり恥ずかしいという思いがあって頼めなかった
「シチューのおかわり」をしておくべきだったという後悔が今もある。

森繁のインカシチューは3日間煮込む秘蔵の味。
なんでもスペインのインカ侵略前の料理ということ。
ああ、あのシチューが食べたい。
たぶんコーンと唐辛子の他にじゃがいもも入っていると思うんだが、
そのレシピはわからない。
料理は得手ではないがあのシチューを再現するなら私は戦うのになあ。

ペルーに旅したらあの味にもう一度会えるだろうか?

もし過去に森繁のインカシチューを食べて、かつレシピの予測がつく方がいらしたら
ぜひ教えてください!!!
一度思い出すと食べたくて食べたくて食べたいんだーーーーーっ!

  • あずみ

    あずみ

    2012/01/17 20:43:17

    玉造って大阪と島根しか思い浮かびませんが。
    カレーはたぶんインカになかったのではと疑っておりますw

  • トシraud

    トシraud

    2012/01/14 20:59:53

    オラが住んだ玉造はインカ・カレーがあありましたw