セカンド

消えていった景色

小説/詩



緩やかにきれいに並んだ白い階段が
目の前に現れた

それはどこまでも続いていた
優しい甘い花の香りがした

つないだ手が
いつの間にか離れた

あなたはその階段を昇っていく
一人で振り返ることなく

いっしょに歩いた
いっしょに走った

いっしょに学んだ
いっしょに夢見た

いっしょに笑った
いっしょに泣いた

そんな日々を忘れないと
声を残して

突然に消えていく景色が
あなたを飲み込んでいく

焼きついたあなたの残像を
胸に抱きながら

消えていった空に向かって
わたしは声を出し泣いた



なぜなんだろう
またひとり逝ってしまった

昇っていく階段は
寒くはありませんか

きょうの青空は
あなたのためにある

日差しはきっと
暖かく包んでくれるよね











  • セカンド

    セカンド

    2012/01/21 00:34:59

    Julia様

    あの日は晴れて気温も暖かかったです

  • Julia

    Julia

    2012/01/20 16:35:00

    昇っていく階段が、緩やかで暖かく
    光につつまれているようにと、ただ祈るばかりですね。

  • セカンド

    セカンド

    2012/01/19 09:04:51

    うらん様

    今日は告別式
    今から過去へといってしまう瞬間

    がんばるぞ!

  • うらん♥

    うらん♥

    2012/01/19 01:51:57

    悲しくなっちゃいました。

    穏やかな日差しに包まれていたいですね・・・

  • セカンド

    セカンド

    2012/01/18 23:58:41

    ayu様

    白い雲もあなたのためにです

  • ♥ayu♥

    ♥ayu♥

    2012/01/18 16:26:44

    ホントに、涙が出ました

    きょうの青空はあなたのため、ですか…

  • セカンド

    セカンド

    2012/01/18 13:08:20

    mako様

    人の命って小さいけれど
    計りきれないほど重い

    そんな実感がまた沸きました

  • mako♪

    mako♪

    2012/01/18 10:10:55

    読みながら
    涙がでてしまいました


    一緒に手をつないで
    一緒に登りたいのに
    自分にはいけないところだった



    自分はまだ愛した人を亡くしてないから
    その気持ちは分からないけど
    息子に対する気持ちと愛した人とは
    また違う想いがありますよね



    はよ死ね~~って思った人はいたけどww