sora

みぃなの本 ①

日記

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『にわとりになれない ひよこの母さん・・』

ある日 母さんどりは一つのたまごをうみました。
それは とても だいじに だいじに うみました。

月日はたち ひよこは三さいのいたんじょうびをむかえました。
これからひよこは ようちえんへかよいます。
母さんどりは ひよこの おどうぐを買いました。
そして 一つ一つに ひよこのお名前をつけました。
「ようちえんが 楽しくありますように・・」
そんなきもちで だいじに だいじに ひよこのお名前をつけました。

ようちえんには おともだちが たくさんいました。
先生も とてもやさしい にわとりさんでした。
楽しいあそび場も 絵本も たくさんありました。
けれども ひよこは からだがとても小さい子でした。
何をするにも 時間がとてもかかります。
母さんどりは とても心配をしました。
先生も とても心配をしました。

ひよこは 毎日 母さんどりと ようちえんへ通います。
あつい日も 寒い日も いつもいっしょです。
あつい日 母さんどりは 「あつくないか?」と聞きました。
「あつくないよ」 と ひよこが答えます。
さむい日 母さんどりは 「さむくないか?」と聞きました。

「寒くないよ」 と ひよこは答えます。
雨の日は 手をつないで歩きました。
 ひよこの小さい足は 歩くのもいっしょうけんめいです。
かっぱをきて いっしょうけんめい 歩きます。
母さんどりは ひよこの小さな手をこわさないように
しっかりつないで歩きます。
ひよこの手は さむさで とてもつめたくなっていました。
母さんどりは ひよこの手をあたためながら歩きました。
右の手 左の手
 りょうほうあたためながら 歩きました。

ひよこが お教室へいったあと
母さんどりは ひとりでかえります。
ひよこを 思い出しながら かえります。
そして 家に帰って なきました。

ひよこの つめたい手を思い出して 泣きました。
くるまがあったら ひとっとび・・
でも 母さんどりは おくすりをのんでいるので
くるまにのれません。
母さんどりは 雨の日は いつも 泣きました。
ひよこを 思い出して 「ごめんね。」 と泣きました。

ひよこは つかれて よくお昼寝をしました。
だから よるは うまくねむれませんでした。
ごはんんも たくさん 食べれませんでした。
だから よく びょうきになりました。
母さんどりは いっしょうけんめい かんびょうをしました。
かんびょうしながら よく泣きました。
「早く おおきくなぁれ・・」 と泣きました。

ひよこは ちょっとずつ おおきくなりました。
そして いろんなことを おぼえました。
でも じょうずに おはなしができません。
「きょうは なにをやったの?」 と
母さんどりは聞きました。
「うんとね・・・えっとね・・・」
母さんどりは かなしくなりました。
ようちえんのことを もっとしりたいと悲しくなりました。

ある日 母さんどりは ようちえんへひよこを見にいきました。
それからは ひよこにわからないように
なんども なんども 見にいきました。
お昼は なにを食べたのか ナプキンのにおいをかぎました。
カレーの においがしました。
パンの においもしました。
それからひよこは えのぐの日には
小さな手に えのぐをつけて帰ってきました。
ねんどの日には
うわぐつのうらに ふんだねんどのかけらが はさまっていました。
母さんどりは 泣きました。
ひよこが がんばっているので
うれしくて うれしくて 泣きました。
 うんどうかいも がんばりました。
 おゆうぎかいも がんばりました。



②につづく


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