しまった！前回のお題アイテムもらいそびれたーっ！！！
あれほしかったのに！！！

気を取り直して。
洋服は流行が移り変わるので適当にベーシックアイテムにプラスする感じで。
着物は春のために年中「桜」ものを集めています。
去年花見後に入手した桜の羽織、袖丈が長いので来月までに直さないと。
人形のための桜モチーフの着物も縫わないといけないし、春は忙しいです。


さてラノベ風夢の話第二弾。
今度はファンタジー異世界です。

そこそこ繁栄している国がありまして、国王には一人息子の王子（二十歳くらい）あり。
この王子、容姿・血筋・教養・知性・体力・運動神経など
各種スペックはすぐれているのですが、人並みはずれたヘタレでした。
他がいいだけにヘタレばかり強調されることとなり、周囲の人間はため息ばかり。
王子の住む離宮にはそこで働く人間のための「うっぷんばらし部屋」まであったり。
王子に手はあげられないので、そこで皿とかを割るんですな。
結婚でもさせたらマシになるかと相手を探しても、通常なら縁談相手になる
近隣諸国の王族や自国の貴族からは揃って断られるほど、ヘタレっぷりは有名で。
この際相手の身分は問わないという流れになっていますが
遠目で見ているだけなら良くても、１時間とそばにいるのが耐えられない女性ばかり。
王子は母親が大国の皇女で他に兄弟姉妹もありませんので
ヘタレだからといって廃嫡するわけにもいきません。

こんな王子に将来国をまかせることが不安でしかたない国王は、
従者をひとりだけつけて国境近くの地下迷宮の探索を命じ、
ぐずぐずしながらも王子は出かけていきます。
この地下迷宮、実はさんざん探索されつくして「安全」と評判のダンジョン。
国王も甘いですが一応世継ぎの王子ですから仕方ないでしょう。
中に入って置いてある（動かせない）アイテムからヒントを読み取って進めば
だいたい１日で出口までたどり着けます。
探索されつくしているし、盗られて困るものもないので誰でも出入り自由。
近所の子供たちの遊び場にすらなっているところ。
それでも探索の気分を味わおうと挑戦する人物は常にいたりするので
一種のアトラクションのような扱いでした。

ところが間の悪いことに、
王子が迷宮に入るとそこで各国を巻き込む陰謀の相談がされていたのです。
ヘタレ王子は見て見ないふりで逃げようと（もちろん従者を置き去りにして）しますが
その地下迷宮は初代国王の遺骸を眠らせる墓陵でもあったので
子孫の不甲斐無さに憤った初代国王の魂がヘタレ王子の身体をのっとってしまいました。
元々スペックの高い王子でしたから、たちまちカリスマ王子に変身！
陰謀を打ち砕き従者大感激ｗ

でもその身体はヘタレ王子のもの。
１日のうち２時間ほどだけ自由を取り戻せる王子はそこで近くに住む村娘と出会います。
容姿は十人並み、両親は既になく借金持ち。
でも中身は前向きでしっかりものの娘。
その彼女がはじめて自分の話を聞いてくれた（皆、すぐに耐えられなくなったから）
ことに感激して求婚。
初代国王に身体から出て行ってくれるよう決意するのでした。

全編コメディタッチというか。
夢の中でこれほど「ヘタレ」という単語が飛び交っていたことはかつてないｗ
これにクロスオーバーする形で、このあたりに住む人妖の王女やら
その王女を探して他国の王子が来たり、
村娘が命を狙われる人妖の王女の身代わりになったりとか、
色々忙しい夢でした。
というか、途中でヘタレ王子に飽きたらしい、私の潜在意識ｗ
やたら人妖の設定が細かいと思ったよｗ

人妖には女しかおらず人間の男との間に子供を設けます。
女王は数百年を生きますが、他は短命。妖しの姿と人の姿を自由に取れ、
妖し時は下半身がカマキリの下半身のよう。
現女王からの世代交代の時期が近づいており、女王のただ一人生き残った王女が
時期女王候補なのですが、それに反対する一派に命を狙われています。
そんな王女に求婚するべく現れたのが大国に囲まれた自国を存続させるため
人でないもののの力さえ借りたいと思いつめた他国の王子だったり。
でも人妖の王女はまだ幼いのですがね。

ヘタレ王子は適当にどうにかなればいいなあ、という夢でした。
面白かったけどね。