ぽむ

愚痴失礼

その他

年をとるということは、自分以外にも同じだけの時間が流れたということ。
当たり前のことなんですが、好きだった役者さんの衰えを目の当たりにすると、
…かなり切ないっす。全盛期(の後半?)を見てきただけに。

リアルで言うと熱狂的なファンの耳に入ったときに怖いので、ここで吐き出し。


数年前から「あれ?調子悪いの?」と思うことが続いていましたが、
先日とうとう「違う、これは衰えたんだ」と認めざるを得ないところまで来ていて愕然。
全盛期にバズーカと言われた声量の半分も出ていないし、声に往時ののびも響きもない。
完全にのど閉まってる。
半分は年齢的に仕方のないことかもしれませんが、あとの半分は…
レッスン嫌いって噂、思い出して…アチャー…
だって同じ舞台上の別の人はちゃんとしてたんだもの。

そこでもうひとつ思ったのが、「基礎って大事だな」ということ。
家の土台が一番重要なように、正規の音楽教育を基礎から叩きこまれたか否かというのは、
こうして衰えはじめた時にはっきりとした違いになって出てくるものなのですね。
天賦の才に頼って自己流で突っ走ることができるのは若いうちだけ。
50代60代になるともう通用しないのね(涙)。
なんだか気持ち的にさようならを言った感じ。
でもほんとうに好きだったんだよ…(涙涙涙)