☆金星(Venus)
金星は水星と共に地球より太陽の近くを巡る内惑星になります。水星よりも大きく、水星より太陽の外側を巡っているので結構見つけやすくなります。また、水星と同様に内惑星は地球との位置関係(太陽との最大離角が47°)から最大で日没後約3時間と日の出前約3時間しか見えませんが、水星より高い位置に見えます。具体的には夕方の西の空、明け方の東の空で金色に輝いて見えます(-4等星くらいの明るさ)。この明るさは地球から見える天体では太陽、月に次ぐ明るさになります。夕方に見える金星を「宵の明星」、明け方に見える金星を「明けの明星」と言い、よく見ると月のように満ち欠けしているのが分かります。
金星は英語で「ビーナス」と言います。ギリシア神話ではアフロディーテの名になりますが、愛と美の女神です。ピュタゴラスによって名付けられたのですが、金星が明るく美しく輝くことから名付けられたとされています。また、ビーナスは火星(マーズ)の由来であるマルスの恋人と言われています。
御青
2012/03/17 08:21:01
ホメロスの叙事詩『イリアス』ではアフロディーテは、鍛冶の神へパイトスの妻になっています。
だから工芸品に美が宿っているのですね♪
睦月
2012/03/17 01:30:33
「マルスの恋人」というのは、初めて知りました。
今度西の空に、宵の明星を探してみようかな。