部室には開かずのロッカーがあって、
何故か代々使ってはいけないことになっていた。
もちろん開けようとしても禁止されていたんだけれど
先輩が卒業して最上級生になったのをいいことに、
人気のない放課後、そっと問題のロッカーを開けてみた。
別に鍵がかかっているわけでもない、
ごく普通のスチールのロッカーのひとつに過ぎないと自分に言い聞かせて。
特に怖い話も伝わってはいなかったけれど、少し心臓がうるさかった。

そのロッカーの中には学校の教室に似たものがあった。
ちいさな、ちいさな。
そして授業を受けているらしい、ちいさな生徒たち。
人間の真似を一生懸命やっているのがわかる授業風景。

私はそっとロッカーを閉じ、これからも開かずのロッカーとして伝えていこうと決意した。
たぶん私が学校を卒業しても、あの中では授業が続いていくはず。
それを誰も邪魔できないように。
きっと先輩たちもそう思ってきたんだろう。
後輩もそう感じてくれればいいなと、部室を出る私の顔は自然にほころんでいた。


課題：「私の教室」
３月発売の部室シリーズアイテムを適当に取り入れて、
ドワーフやカミナリたちが授業を受けている部屋を作ってみました。
モモゾーのおじいさんが先生にはまり役だったのもあるし、
カミナリのパパさんは鬼コーチにぴったりだし。
通学には「スクール馬車」でしている模様ｗ
しゃぼんうさぎは厩番らしいけれどあきらかにさぼってますねｗ

モモゾーポイントのおかげで念願の螺旋階段が購入できました、
という記念改装だったりもします。
ちなみに、アバとドワーフたちのサイズ差が大きいので、
基本家具モードでごらんになられること推奨です。