深冬さんの日記 | ニコッとタウン

（ウチ）　ずっ～つる～つる～・・ぶふっ「げっ　げほっ・・・・げほっ・・・むせちゃった・・・・」

（アッシュ）「エイジ　とんでもない隠し玉持ってるな・・・」

（友人）「・・・・・・・・・・・」

よくラーメンの専門店では　ダシを煮出すときに隠し味としてフルーツを使うという話は聞きますが　ここのお店ではまったく隠れていません　力いっぱい自己主張をしています　青森県人じゃなくてもすぐに分かります　間違いなくリンゴです　リンゴジュースに醤油で味付けをしたそんな味です　おつゆがほんのりと甘いです

そして広東麺でもないのになぜかトロミが付いていて　そのリンゴスープがしっかりと麺にからんでいます　麺を食べるとイヤでも口に入ってくるのです

果物のさわやかな酸味が熱されて　激しく嗅覚にダメージを与えます。こんなものを勢いよくすすったら　ギャル曽根だってむせちゃいます。

（友人）｢ダメだ　こんなもの食べられない・・・こんなものをラーメンと呼んじゃいけない・・・」

今度は友人がなんだか山岡四郎モードに突入しています

友だちとしては　栗田さん風に「そうね・・私たち　こんなものをラーメンだと思い込まされていたのね・・・なんだか怖いわ・・・」とでも　のってあげたいところですが　おばちゃんがこっちを見ているので雰囲気的にもムリだし　おくち的にもちょっとそんな余裕がありません

さっき入れた不可思議な味のラーメンに似た物体を飲み込む作業でいっぱいいっぱいです

的確なボケもできない不甲斐ない友達でごめんなさい

それにしてもエイジ君　最後にとんでもない秘密兵器を出してきました　かわいい顔をして　えげつない事をします

オリンピックに「ラーメンっぽく見えるけど　決してラーメンじゃなく　とてつもない味の食べ物を作る競技」ができたら　間違いなく入賞圏内を狙える国民期待の　お店です。

味比べの勝負は火を見るよりあきらかです

（友人）「まぁ　どっちにしろ　１番まずくなかったのはアッシュの店だよね　さぁ　罰ゲームをしてもらおうかな♪」

どうやら　この勝負には罰ゲームが賭けてあったようです

どうして　この人たちは　こうもくだらないことに情熱を燃やせるのでしょうか？あきれるを通り越して感心します

絶対に尊敬はしませんけど

（友人）「深冬、エイジ　自分のラーメン代出してアッシュに渡して♪」

友人は自分のサイフからも　お金を出しアッシュに渡しています

（友人）「さっ　会計はアッシュに頼んで先に出ようかぁ♪」

なんだか　わからないけど言われた通り　店から出ることにしました

ここにいたら絶対に悪いコトが起こることだけは予想を通り越して確信できます

のれんをくぐり店を出ると　後ろからアッシュの大きな声が聞こえました。

（アッシュ）「おばちゃん　ごっそうさ～ん　まずかったよ～～」

もう２度とこの店にはこれませんね・・・・

まぁ　来るつもりもないんですけど

楽しいは正義