うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ちりはじめた紅梅の満開の中

日記

公園の紅梅。ひときわ香りをはなっていたが、昨日までの雨で花びらが大分散った。地面に丸く桃色の円。根元近くに立つ。まだ枝には花が沢山残っているので、上も下も花が咲いているよう、匂いとともに紅梅に包まれているようだ。

野川の岸辺の散歩道を自転車で走っていた。川のまん中あたり、向こうから白鷺が飛んできた。自転車の私とすれ違う。速度が殆ど同じだった。交差する瞬間、なにかが共鳴したように思った。あるいは共有。振り返らずにそのまま進んだ。鷺はおそらく水辺に降りているだろう。