うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ひとあしはやいお花見、そしてオカメ

日記

ボストン美術館展に上野トーハクへ。これは後日どこかで書きますね。庭園内、上野公園内に寒桜、河津桜が咲いている。ソメイヨシノ開花前に思いがけず花見ができた。静かな花見だ。冷たい風、穏やかな陽射、ヒヨドリ。あと数日で上野はお花見で賑うだろう。

上野公園の小さな桜。花が下に向いて半開き、細い枝がなよやかで愛らしい。見ると「【さくら】オカメ」とある。名前が思いがけずわかるといつもうれしい…だがオカメとは、姿とそぐわない気が? 緋寒桜と豆桜の子供だそうだ。小さく俯く緋色の頬。