うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ほぼ満開の桜

日記

毎日、近所から数キロ圏内の桜を見て回っている。縄張りを調べる猫のように。満開に近づく度、むせそうな、胸のどこかがきしむような眩暈が強くなってくる。過去の私と出逢うのだと思ったが違う。過去から連綿と続く彼らの瞬間に立ち会っているのだ。