うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

新生活と非日常と日常

人生

春からの新生活。

私は自分の周囲の現実世界を殆ど気にかけていないことに今さら気づいた。
だから、他人の現実世界でおこったこと、おこっていることにも興味がもてない。
そして、自分におこった辛いこと、楽しいことですら、
きにかけていないのだから、本当におこったことではなかった。
本当なのは、公園で花をみつけたり、雲がかわったり、
そういうことだけだ。
あるいは、いうのがはばかられるのでいわないが、いうとしたら、愛だけが。
そして書物や絵、映像。
こうしたものがほんとうで、それがわたしにとっての現実だった。
つまり非日常とするいっさいのものだ。

けれども新生活、ちょうどはじめなければいけない。
三月で退職し、そろそろ貯金もつきる。

非日常をいきるためにも日常をいきなければ。
日常がないと、非日常もいきれないのだ。