うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

桜の花びらを踏む

日記

仙川沿いの桜。
昨日、雨風の中、見に行く。
散った花びらが目に染みた。
一昨日散り始めたので
昨日はもっと散っているかもしれないと思ったけれど、
行ってみるとそうでもなかった。
彼らは思ったとおりではいつもない。
花びらを踏む。
雪よりもあえかな柔らかさ。
足元に小さな生の最後の温もり。
花吹雪と雨の雫の混ざって。