最近、地震の話題が多くなっていますが、月にも地震が起こることをご存知でしょうか？
もうかなり前のことになりますが、アメリカはアポロ計画で月に地震計を持って行き地震の観測を行いました。そして、月にも地震があることが発見され「月震」と名づけられています。

不明な点は多いそうですが、月震は大きく分けて４種類あるそうです。

・深発月震
深さ８００～１１００ｋｍの月の深いところで起こるものです。規模はマグニチュード１～２程度で地球の地震に比べるとごく小さいものですが、発生数は多くなっています。また、２９.５日周期で起こることなどから、地球と月の引力に関係して起きると考えられています。

・浅発月震
こちらは深さ３００ｋｍ度の比較的浅いところで起こるものです。深発月震に比べて発生が極端に少なく不明な点が多いそうです。

・隕石の衝突
厳密には地震ではないそうですが、地球と異なり大気がないので大きな隕石が多数衝突するので月の表面が揺れることになります。ちなみに、衝突した隕石の重さは５００ｇ～５０ｋｇ程度と考えられているそうです。

・熱月震
これも厳密には地震ではないそうです。月面にある岩が昼と夜の間の温度差によって割れるために響くものです。