うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

孤独を描くルネ・マグリット

アート/デザイン

描くことで孤独や不安を現せるのだとルネ・マグリットは画家を志したと知る。書くことでそれでも孤独が薄らぐ。少し温もる。
そう、ルネ・マグリットはキリコの絵を観て、絵で孤独が描けるのだと画家になることを決意したという。
マグリット《赤いモデル》、紐靴と足の抱擁というよりも結合。紐靴がつま先にかけて足になってゆく。紐と浮き出た静脈が似ており、呼び合っているようだ。孤独たちの叫び。