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モン君

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うつ病を治せる? ゲームが話題

日記

世界に多くの患者を持つ精神疾患「うつ病」。このうつ病は大人だけではなく、子どもにも発症しており、多くの人が日々その心の病気と闘っている。

そして今回、うつ病に苦しむ子どもたちの救世主となるかもしれないあるゲームが登場し、大きな話題を呼んでいる。そのゲームの名前は、「SPARX」。

うつ病の症状を少なくとも3分の1は減らすというこの3Dファンタジーゲームは、オークランド大学の青年期うつ病のスペシャリストたちが開発した。

各プレイヤーは自分のアバター(分身キャラクター)をカスタマイズできるようになっており、様々な課題が用意された7つの領域に行き来することが可能。そのなかで否定的な思考への対処方法など、うつ病と闘うのに必要なことが学べる仕組みになっているのだ。

「えっ? ゲームなんかでうつ病が治せるの?」と多くの人が疑問に思ったかもしれないが、このゲームは従来の対面カウンセリングに勝るとも劣らない素晴らしい治療効果を持っているらしい。

ニュー ジーランドの187人の若者を対象に調査を行ったところ、SPARX の7つの課題のうち4つ以上をクリアした被験者のなんと44パーセントが、うつ病から完治したというから驚きだ。これに比べて、従来の対面カウンセリング を受けて完治した人は26パーセントであった。

またSPARXをプレイした95パーセントの被験者が、このゲームは他の10代にも受け入れられるだろうと答え、81パーセントが友達に薦めたいと話している。これはもしかしたら青年期うつ病治療に、革命を起こすかもしれない。そんな予感さえしてくる研究結果である。

ちなみに研究者たちは、一刻も早いリリースを目指してゲームの開発に励んでいるとのこと。ゲームのなかの世界ではなく、「プレイヤー」を救うことに重きを置いたこの画期的なゲームは、世界に一体どんな衝撃を与えるのだろうか。その完成が今からとても楽しみである。