うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

空に昇るケヤキ

日記

高台のケヤキの大木。みあげると花芽たちが、背後の明るい日差しにてらされ、つぶ
つぶとしていた。まるで空があわだっているようだった。あるいは気泡たちが空
にのぼってゆくようだった。みているわたしの、どこかしらも浮遊してゆく。