吉備真備


え～どうもっ吉備真備です。

さっそくですが私は今殺されかけているみたいです。

留学生として唐に訪れたのはよいですが（遣唐使）

どうも地元の方達には快く思われなかったみたいで

鬼が棲むという楼に閉じ込められてしまいました。

完全に外からの光が屋内には入ってこず闇しかありません。

これでは鬼が現れても鬼の姿を確認する暇もなく殺されてしまう・・・

ひゃっ！冷気を感じてしまった！！

鬼が来た！！

「あっ真備じゃん！！やっほ～！！」

「おっ鬼！私を食べても全然美味しくないですよっ！・・・ってえっ？」

「俺。俺だよ俺。阿倍仲麻呂。」

「・・・えっ阿倍仲麻呂・・・様。」

「そうです。私が阿倍仲麻呂でぇっすｗ」

「？？？」

これは一体どういうことでしょうか？

私の頭はついていけません。

それは何故かって？

私に声をかけてきたお方は阿倍仲麻呂様。

間違いなくあの顔は阿倍仲麻呂様。

彼も私と同じで唐へ訪れ勉強されていると聞きましたが

何故ここにいるのでしょうか？阿倍仲麻呂様はちがう所にいる・・・はず。

あと気のせいか阿倍仲麻呂さまが青白く発光しているようにも見える。

阿倍仲麻呂様が私のほっぺを突くのですがどうしてこんなに冷たいのでしょう・・・

「っという～か～。真備、お前いじめられてるじゃん！」

「あっ！はい。そのようですね・・・
　
　ここは鬼がいると聞いたのですが、これはどうやら迷信みたいです。」

「いやっ、あながち間違っていないよｗだって俺が鬼だもんｗｗ」

「えっ・・・ええっΣ(ﾟдﾟ;) 」

「アハハハハびっくりしてるｗ」

混乱している私に鬼と名乗る阿倍仲麻呂様が教えてくれました。

阿倍仲麻呂様も私と同じ境遇に会い

そこで怒り・憎しみ・呪っていたら

鬼と化してしまったらしい。

「まぁ、俺の過去は置いといて、真備、今からお前を守ってやるよ。」

「えっ！」

「鬼になった俺の力は最強さｗただし１つだけお願いがある。

　俺が日本に持ち帰りたかった”金鳥玉兎集”を代わりに日本へ持ち帰ってくれ。」

「（自分で持ち帰ればいいのに・・・）はっはい！必ず持ち帰ります！」

「そうかｗいい子だ。じゃあ行くよｗ鬼パワー注入っ！」

「うおっΣ(ﾟдﾟ;) 」

どこからともなく私の体にパワーが注ぎ込まれみなぎっていく！！

勉学により凝っていた肩も腰も楽になっていきますぞい！

力がわいてくる～あ～極楽極楽ｗ

「阿倍仲麻呂様！すごいです！これが鬼のパワーなのですね！って阿倍仲麻呂様？」

だんだん私は未知の力でテンションが上がっていくのに対し

阿倍仲麻呂様はちょっと寂しそうな顔をしてグッジョブとポーズを決めたかと思えば

見る見るうちに光が小さくなっていき姿が消えてしまい

私は一人になってしまいました。


あれから私は

阿倍仲麻呂様にパワーを頂いたおかげなのか

窮地に陥ってもなんだかんだで助かり

私は無事日本へ帰ることができました。

後で分かったことですが

阿倍仲麻呂様は日本に帰還しようにも嵐などの影響で帰れずじまいでいるそうですね・・・

もしかしてあの時、自分が帰れないことをすでに予感していたから

私に力をくれたのかもしれません。

阿倍仲麻呂様。

ちゃんと約束を果たし”金鳥玉兎集”を持ち帰りました。

受け取った貴方の御子息は立派な陰陽師になりましたぞ！！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ウィキペディア参考～


吉備真備　読：キビノマキビ

695年～775年11月３日

奈良時代の学者・政治家。
吉備（岡山）地方の豪族の出身。
留学生として唐へ渡唐（遣唐使）
１７年間学び帰国。
各種の学芸に通じ、あれよこれよといろいろ活躍するが
藤原仲麻呂政権下では左遷されてしまう。
朝命により再度入唐。
従二位・右大臣に昇る。


阿倍仲麻呂　読：アベノナカマロ

？？？～？？？

留学生として唐へ渡唐（遣唐使）
帰国しようとするも難破しｔり
様々な理由で日本に地へ踏むことができずに
唐で一生を送る。
”金鳥玉兎集”には陰陽学が記載。
子孫には陰陽師・安倍晴明という説がある



吉備真備って誰？
から調べて作った内容です。
駄作ですが
せっかく作ってみたのだから～
と、とりあえずブログに載せてみました。
まだまだ私のPCには
せっかく作ったのだから作品がてんこ盛り。
まだまだ続きますｄ (｡･ｗ･｡ )