うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

雨の池

日記

昨日は急な雷雨。
雨上がりの公園。
あちこちに水たまり。
芝生では、まるで小さな池のよう。
そうだ、この水たまりを池にみたてるのがすきだったと思い出す。
家の小さな庭、家と塀の間を、小川のようになっていた、雨あがりの、
あるいは雨の光景。
これは、川だ、家は川のほとりに建っているのだ、
そう思ってわくわくしたものだった。

なぜか水がすきだった。
今すんでいるところは、
窓からみえるというわけではないけれど、
川が近い。
湧水もすぐだ。
毎日のことなので、ありがたみがうすれはするけれど
こんなに近くに水を感じられる場所というのは、
ほとんどはじめてだ。
ふっとそのことを思い出して、ちいさな感慨にふけったりする。
雨あがり。
水が一滴したたり、頬をぬらした。
レインツリーだ。

公園内には、小さな田んぼがある。
まだ苗はうえられていないが、水をはっている。
イネのないそれは、ほんとに池のようだ。
もうすぐ、田植え。

また一滴。


  • うみきょん

    うみきょん

    2012/05/12 00:56:24

    あ、そうなんです。わたしも、豪雨になると、ついわくわくしてしまって。雨とかも、滝みたいだなあと。

  • ジプシー妖

    ジプシー妖

    2012/05/11 20:01:47

    会社の目の前の道路
    豪雨の度に激流となる…
    なんだかワクワクするのであった…(Ф益Ф)←不謹慎