☆波 その2
波は風が吹いている時間や、吹いてくる範囲が広い(長い)程大きくなります。つまり、風波が徐々にまとまると、うねりとなって移動していきます。
また、このうねりは障害がなければ、発生した場所から離れれば離れる程、波長の長いうねりになります。そして、陸地近くまで届いた場合は浅瀬に押し上げられる形で波高が高くなり、波の頂上から崩れだします。
ところで、ラジオやテレビで発表されている波の高さは、沿岸20海里(約38km)までの海域の波の高さです。この波の高さというのは、やって来る波をいくつか選び、高さの順に並べ、その平均を表したものです(有義波高といいます)。
ただし、これはあくまでも沖の波高です。実際に海岸に到達するときは様々な条件で変化することをお忘れなく。