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モン君

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コダックが本社地下に原子炉

日記


年初あえなく倒産したコダックですが、ほんの6年前まではコダックがその気になれば核戦争だって始められたんですね...知らなかった...。

NY州ロチェスターの本社地下に、核爆弾が製造できるグレードの濃縮ウラン3.5ポンド(1.6kg弱)を燃料とする原子炉が密かに存在したことが今頃になって明らかになりました。

いったい何故? 核研究施設ならともかく、民間のフィルムメーカーであるコダックが、そんな危ないもの、どう許可を得たんでしょう? ましてや、あの人口密集地のど真ん中に...!
 

 
謎なところだらけですが、本当のところは誰にも分かっていません。

新 聞社の人に元社員の人がうっかり口を滑らせて最近明らかになったのですが、取材を受けたコダック側も原子炉のことは敢えて社外には公表してなかった、と認 めています。地元(役所も警察も消防も)はもちろん、ニューヨーク州内・州外見回しても誰ひとり原子炉の存在を知る人はいなかったんですね。

政府がサイトに公開している文書でウラン炉の存在に遠回しに言及しているものは半ダースぐらい見受けられるんですが、いずれも具体的な所在については意図的にボカされており、プロジェクトの真相を知るのは一握りのエンジニアと国家公務員だけだったのです。30年以上も。

それにしても核にコダックがかんでるというのも、妙な取り合わせですよね。ワシントンの核不拡散研究センターのマイルス・ポンパー(Miles Pomper)氏も、「まったく変な話ですよ、民間企業には調達できっこない原料ですからね」と首をかしげています。