セカンド

ブランコに乗って

小説/詩

ブランコに座る
あなたの横顔があまりにも寂しそうだった

背中を押してあげた
一回、二回、三回・・・と

揺れながら空をみあげる
泣いているのですか

頬をつたわっているのは
涙ですか

どうしてどうして
泣いているんですか

背中を押してあげた
四回、五回、六回・・・と

揺れながら青い空を見ている
今度は少し笑ったね

溜まった涙が
笑顔に流れていく

なにかが吹っ切れたのかな
何かがおかしいのかな

七回、八回、九回・・・とは
押さないから

笑顔のまま止めておきたいから
あなたの笑顔をずっと見ていたいから

十回、十一回、十二回・・・とは
押さないから

  • セカンド

    セカンド

    2012/05/19 21:24:44

    なぎさ様

    未来の自分が押してくれたブランコ
    それは優しくそして優しく
    さわやかな風が揺らしてくれるがよう


  • なぎさ

    なぎさ

    2012/05/19 02:33:47

    時々 夢の中で昔の自分に会う
    あのときの寂しさをバネに変えて
    又歩き出したあの瞬間を忘れはしない
    風のいたずらだと思っていたけれど
    そうか 未来の自分が こんな感じで
    あまりにも寂しそうな自分を見ていられなくて
    そっと押してしまったブランコ・・
    あぁ~そうだったのか 
    いつも誰かに支えられてきたんだね
    時空を超えていつもどこかで交わっている
    悲しいとき苦しいとき 背中を押してくれたのも
    ・・・ありがとう
    今夜も 会いにいくよ
    時を止めて欲しいと願った
    あの素晴らしい瞬間に
    ゆ め の なかへ。。