田んぼの水面に映った空
水を張っていた公園内の田んぼ、今週になってようやく苗がうえられた。まだよわよわしい。池にうわった水草のよう。水面には空や木が映っている。わたしはこうした像がすきだった。水にうつった月とか。それは実像ではないから実在しないものなのだろうか。いや、こうして見えているのだから、それでも現実なのだ。書物の世界が、つくりものだとしても、それをみるわたしには存在するように。
田んぼにカルガモが泳いでいた。まさに池のように。
水を張っていた公園内の田んぼ、今週になってようやく苗がうえられた。まだよわよわしい。池にうわった水草のよう。水面には空や木が映っている。わたしはこうした像がすきだった。水にうつった月とか。それは実像ではないから実在しないものなのだろうか。いや、こうして見えているのだから、それでも現実なのだ。書物の世界が、つくりものだとしても、それをみるわたしには存在するように。
田んぼにカルガモが泳いでいた。まさに池のように。