晴明伝説・民間信仰・音楽・漫画アニメ

陰陽師★瀬織津

自分の好きを表現し、具現化するところ

市杵嶋姫神=厳島明神

その他

広島湾に浮かぶ厳島(宮島)。
そこに鎮まる厳島神社には、古来伊都岐島神(いつきしまのかみ)が祀られ、厳島明神として信仰を集めてきた。
一説に島そのものが御神体と考えられ、「斎祀(いつきまつ)る」からそう呼ばれたともいう。
十四世紀、天台僧の光宗(こうじゅう)によって編まれた『渓嵐拾葉集(けいらんしゅうようしゅう)』の「弁天縁起」はこう記す。
「紀州天川は地蔵弁天で、日本第一。第二は厳島の妙音弁才天、第三は竹生島の観音弁才天」。
また、六所弁才天として、他に江ノ島(相州)、箕面(摂州)、背振山(肥州)を挙げる。
(『神仏習合の本』学研)

佐賀・福岡の背振山に弁才天が居るの?知らんかったわー

市杵嶋姫神って、宗像三神のイメージが強く、三姉妹の三女で、アイドル系と思ってたけど、「斎祀(いつきまつ)る」と知って、何と奥の深い女神かと、ますます好きになっちゃいました。

  • 陰陽師★瀬織津

    陰陽師★瀬織津

    2009/06/24 23:11:22

    abel さま
    佐世姫は袖を振る、悲しみのヒロイン、との認識しかありませんでした。
    奥が深い洞察に、恐れ入りました。

    「長もの」、磐座(巨石信仰)、航海する際のランドマーク
    →→→「宗像教授…」の猿田彦神の話を思い出しちゃいました。
    相当にあのお題を気に入っているようで、他のマンガシリーズにも出ていました。
    御存知?宗像教授

    そっか、袖を振る姿が、船乗りのランドマークか、深いなあ。

    しかし、田島神社の摂社佐與姫神社は縁結びでしか機能していないというか、信仰されてませんわ
    、今となっては(笑)

  • abel

    abel

    2009/06/24 10:13:28

    市杵嶋姫って、以前、瀬織津さんが参拝してた田島神社の摂社
    佐與姫神社に祀られてる佐用姫と同神扱いされてるんだけど
    佐用姫or佐依姫って名前は(各地に伝説がある)共通して、『水神に仕える巫女』
    なんですよね。(人柱とか人身御供とか悲しい伝説が多い)
    佐用姫は、固有名詞ではなく、『水神に仕える巫女』の総称かも。

    市杵嶋姫も同じ様に『水神を斎祀(いつきまつ)る姫』なのに
    後世、弁天(女神)と混同されて、市杵嶋姫が神になっちゃってるけど・・・Σ(´Д`;)

    もともと、佐伯氏が宗像から勧誘したので佐用姫=市杵嶋姫の方が元なんだけど
    (佐伯氏や宗像氏は海洋民族系だから、水神を祀る氏族。)
    水神といえば、「長もの」がつきもので、磐座(巨石信仰)や島などは
    おそらく、高層建築など無い時代、航海する際のランドマークだったのかもね^^

    あと、面白いなーと思ったのは、弁天(市杵嶋姫)を祀る島や山には、空海や修験者の
    影がちらほらしてるとこ。水銀(丹)と関係もあるかもだね^^