傀儡の花嫁
勉学も教養も女としての所作も
幼き頃から叩きこまれてきた
いつでも両親の望むとおりにと…
それは今日この日の為にしてきた事なのだろうか
私は何のために生まれて何のために生きて来たのだろうか
隣に立つは背の曲がった白髪混じりの醜い男
鏡に映った今宵の私はこんなにも完璧に美しいと言うのに
こんな男に私の純潔の身を捧げなければならないと言うのか
神はどうして私にこんな罰をお与えになった
両親は私の幸せを願っていてくれていたのではなかったか
だが私には今更逆らう事が出来ない
何時も言うとおりに、誰をも困らせぬようにと生きて来た私には……
そう私の躰は既に傀儡となりて…
もうこの瞳から雫が零れ落ちる事もなく…
これから嫁ぐ先の館は私にとって牢獄
私の上に被さる夫となった人はただの獣
人の心を持ってしては私は狂い壊れてしまう
最後まで都合の良い操り人形でいよう
私は両親のよって産み育てられた操り人形
人形とていつかは壊れてしまうの…
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いかがでしたでしょうか?
久しぶりにオリジナルの小説を書いてみました。
リクエストで別のお色のドレスを…という事でしたので
黒いドレスで暗黒ウエディングを。
くりむ怜亜・∀・
2012/06/30 12:18:06
こんにちわ(`・∀・´)
こめんつ、ありがとうございます!
ぜひぜひ(*´∀`*)
送らさせていただきました!
よかったら、仲良くしてくださいっ(*´ω`*)
☆kaka☆
2012/06/03 00:35:54
相変わらずのセンスの良さですね~!
うっとりしてしまいます。
小説ももっと~って思っちゃいました♪
★*Azu*★
2012/06/02 00:02:42
最近最初の入りにちょっと共感した(`・ω・´)