うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

水に恋(鯉じゃないよ)

日記

 小さい頃から、水をみるのがすきだった。川、海、池、湖。一番は海だったろう。けれど海辺に住んでいるわけではないので、海にいく機会はあまりない。一番身近な水は川だったろう。6歳まで住んでいたところは、コンクリート護岸された小さな川が傍にあった。灰色のきたないドブといった印象しかない。後年暗渠になってしまったが。だがそれは残念な川だった。この川を通るたびに、きれいな水が恋しくなったものだった。たまに電車に乗る。川が見えるとはしゃいだ。水がすきねえと親がいっていた。
 今住んでいるところは、川がある。割と近くだ。毎日見れる。護岸されているけれど、ジャリを敷いて、岸や中洲もあり、自然に近い形をとっていて、水もきれいだ。うれしい。といっても、毎日通るので、ありがたみはうすれて…いるだろうかしら? 恋愛でいうと、初期の熱情はないけれど、それをすぎて、温かな情愛のようなものを、日々感じていると思う。流れを見て、そこにすまう鳥や鯉をみて、穏やかななにかを受け取っている。
 川に沿って公園がある。民家園があり、田んぼがある。以前、このあたりは田園地帯だったのだが、それを公園の中だけ復元したもの。川から用水路をひきこんで。
 今の時期は、田植えがおわったばかりで、稲はまだそだっておらず、田んぼは池のようになっている。それを見るのも、水好きのわたしとしてはうれしいことだ。田んぼ池に空と木々がみえる。

  • うみきょん

    うみきょん

    2012/06/03 23:35:35

    そらさん、コメントありがとうです!(すてぷ&みずやりも!)
    土日でかけていました、おそくなってごめんなさい。

    花粉症、コンクリートのせいなのですね。なるほど。
    不思議におもっていました。昔はきかなかったのになあと。
    以前はちゃんと土にかえっていった、というか、また生れるため、だったのですね。
    土のなかで、栄養分とかにもなっていたでしょうし。

    うちの近くの川のほかに、もうひとつ、コンクリート護岸されている川があるのですが、
    そちらはドブ臭いです。
    これも、コンクリートなので、土や砂利が受け止めてくれていないからのようです。
    ふたつの川は、前者の川に合流するのですが、合流したあとは、
    匂いがしないので。

    でも、東京湾とかの水は、ここ十年ぐらいで、ずいぶんきれいになったとか。
    下水処理能力が、あがったとかで。
    いわれてみれば、横浜港あたりでも、水が青く、だいぶ澄んできたような…。

    ほんとに、きれいな空気と、水があるといいですね。
    感謝しつつ。

  • そら

    そら

    2012/06/02 23:46:33

    水はいのちと申します。
    いのちに魅かれているうみきょんさんは、あったかいすてきなやさしい方(^^)

    お住まい、いいところみたいですね。
    最近はいろいろと整備されてしまって、便利にはるけれど、それにともなう弊害もまたあります。
    花粉症なんて、昔はなかった(笑)
    地面がコンクリでおおわれてしまってから、だんだんとあらわれてきた病気ですよね。
    昔は、花粉は地面の土が受け止めてくれていましたもの。
    でもコンクリにおおわれた地面は、もう花粉を直接うけとめられない。
    受け止められない花粉は、風にのって、うけとめてくれる先をさがして、その一部が人体だったとかっていうオチ。
    自然が少なくなっていくのは、ちょっとかなしいです。
    それに、水もね。
    水がちかくにあるのとないのじゃ、気持ちが違う。
    それを考えると、うみきょんさんのお近くは、とてもいいところみたい(^^)
    いつまでも、きれいな大地ときれいな空と、きれいな水がちかくにいてくれることを祈ります。

    お水&ステキお届け(^^)