TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆インド門

レジャー/旅行

インドのガッカリ(?)をご紹介します。
インド門といえばデリーとムンバイにそれぞれ一つずつあり、インドの観光ガイドにはほとんど載っていると思いますが、聞くところによるとインド人にはあまり人気がないそうです。
と言うよりも、複雑な思いを持っている人が多いと思います。

デリーの観光スポットになっているインド門は、大統領官邸の正面から真っすぐにのびた道路の先にあります。門のまわりは鎖で囲まれ、観光客など一般の立ち入りは禁止されているので、遠くから見るだけなのですが、見た目には花が植えられて綺麗に飾られていました。

また、毎日陸・海・空軍が各々慰霊の儀式をするそうです。つまり、ここはそもそも慰霊碑です。第1次世界大戦でイギリスは戦後の独立を条件にインド人の出兵を促し、その結果約9万人が戦死しています。そして、その追悼のために立てられたものなのですが、ご存知のようにインドの独立ははるか先のことでした。

一方、ムンバイのインド門は、かの有名なタージマハールホテルの正面にあります。
ここは、イギリスの植民地であった1911年に英国王ジョージ五世夫妻の訪問を記念して建てられたものです。その後、インド総督が赴任するときは必ずこの門を通って赴任したそうですし、各国の要人の歓迎式典もここで行われたそうです。また、今でも国賓を迎えるときに使われるそうです。

ここはさすがに観光地なので綺麗にされていますが、それでも物売りが多く、強制ガイドも多いそうです。観光ガイドにはたいそうな建築様式などの説明もありましたが、自分としては少々期待はずれな感じがしました。