世の中には様々な趣味をお持ちの方が居られる。あまりにもその趣味にのめり込み、自分の世界に浸っている方々を「おたく」と呼ぶことは多いようである。世間一般にはなにやら暗いイメージを持つことが多いようであるが、何も悪いことをしているのではないし、蔑むようなことはすべきでないと思う。とことんのめり込むことができるということは、自分の趣味に誇りを持っていることだから、立派なものである。

ところで、わが職場の女子職員との出来事である。
仕事が終わって、たまには飲みに行こうということで、近所のショットバーへ行った。たまたまのことであるが、店にマリリン・モンローのポスターが飾ってあった。なんとも懐かしく思って見入っていた。そしてモンローの映画のことを話し始めたのであるが、彼女はほとんど分かっていない様子であった。

「えっ、もしかしてマリリン・モンローを知らないの？」

「名前くらいは知ってますけど、詳しくは知りません」

「いかんな～、そんなことでは立派なオタクにはなれないな～」

「･････」