うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

モジズリ。

日記

ようやく身辺が忙しくなってきた。
ベランダに雑草と化したモジズリが咲いている。
一年草で種で増えるが、蒔いた記憶がなく、
あちこちの鉢に勝手に生えてくれる。
最初は一つだけ。
これだけなら、来年は飛ばす種も少ないだろうから、
見られないかもと心配になったら、
知らないうちに五つ位花穂をだしてくれていた。
小さなねじれた蘭の行進。

この文章、実はもともとツィッターでつぶやいたもの。
これをつぶやいて数時間後、近所の小さな公園、広場の前を通りかかったら
モジズリたちが、小さな原っぱみたいなところに、たくさん生えていて、
緑のなかに、ピンク色の花たちが、点在していて、
なんだかうれしくなった。モジズリ畑。

携帯しかもっていなかったのですが、写真を撮った。
けれど、まぶしくて被写体がほとんどみえなかったからいまいち。
今日は日射しが激しかった。

夏至をすぎたばかりなので、まだまだ昼が長い。
午後七時頃、河辺を通ったら、ちょうど夕焼けがはじまっていた。
河に空のピンク色がうっすらと映る。
モジズリをみたその日にふさわしい蘭の色だ。