額に

なにかが落ちた　と　手をやると

なにかに触れて　つまんだら

クモだった

そんな　急な駆動では　加減もならず

どうやら　致命傷になったようで

ぐったりしている　小さいクモ

高い所から　糸を垂らせば　風に乗って　遠くに行ける　と

彼らの認識では　決まっているのが

室内では　ほとんど風が吹かないので

そのまま　眠るヒト頭部に　着地したのだ

一言　かけてくれていたら…

やすでした。