うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

葉と陽の海

日記

木漏れ陽。
地面に落ちる影を、
いつも波のようだと思っていた。
今日、ぼうっと通りすぎてしまうところだったが
風が吹いた。
波紋のように揺れ、
さざ波のような音をたててこすれる葉たちに
気づかされたのだった。
腕や足に葉紋といっていいそれらを映す。
葉と陽の海の中だ。

  • うみきょん

    うみきょん

    2012/07/12 04:31:41

    エリーさんありがとうございます。
    特に木漏れ陽の影の中に身体をひたすと、植物たちと近づけたような気がするのでした。
    そのときに、いつかの誰か、彼らとも、接しているのかもしれませんね。

  • エリー

    エリー

    2012/07/12 00:10:15

    日差しを浴びて、風をうけ揺れる波や葉たちは、
    なにか見えざるもののおとずれを感じさせます。
    そして同時に、
    古代の昔から、私たちはそうやってそれらを見てきた
    というような、悠久の時間をも感じさせてくれますね。