もうどのくらい彷徨ったのだろう。
時すら流れを止めた閉じられた蜃気楼のようなこの迷宮を。
番人が眠りついているこの隙に出口に至る扉を探さねばならない。
封じられた瓶の中や青く燃える燭台の炎の中に隠された
いくつもの宝物が扉への鍵だという。
彷徨って、彷徨って、数多の回廊を辿ったというのに
気付けばまたこの広間に出てしまう。
この広間の床にあるのは新たな迷宮の入り口ばかり。
魔方陣の中に、地下への階段に、水中の梯子に、
もう何度飛び込んだことだろう。
どこかにあるはずの正しい扉を求めて私はまた歩を進める。
終わりなきこの夢の迷宮に捉われたまま朽ち果てるその前にと。
目覚めという扉が永久に現れぬという予感を振り払うために――。

課題：夏の夢。
目が覚めたつもりでいたらまだ夢の中だった、というのと同じで
抜け出したと思ったらまた同じ場所に立ちすくんでいた、という
目覚められない悪夢のイメージです。
基調は赤や紫の方が悪夢っぽいのですが暑くるしいのでｗ
白と青を基調にしてみました。
この場所のルーツはC.S.ルイスの『ナルニア国物語』あたりにありそう。
『魔術師のおい』か『銀のいす』になかったかな？
ナルニアは開かずの本棚にあるので未確認orz

アバもこの改装に合わせて新白ガチャも取り入れてコーデ。
少しエキゾティックな感じに。
迷宮をひとり行くのは寂しいのでお供もつけてみました。
マリリンの方がイメージなんですが保護色になってしまったのでモンキチ。
持っていたらオウムでも良かったんでしょうけれど。