うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

初蝉

小説/詩

蝉の声を聞いた。
今年初めて。
ジリジリ…アブラゼミ。
鳴き声に力がないと思ったがそうではない、
まだたった一匹の声しか聞かなかったから、
或いは連日の暑さから一転した
涼しい雨もよいの一日であるこの日、聞いたから。
蝉の声に力を感じるのは陽盛りの、
ジリジリジリ。
まるで太陽が降るほどの蝉時雨。

  • うみきょん

    うみきょん

    2012/07/22 00:40:56

    ケンケンさん、コメントありがとうございます。
    蝉は、命のさいごの期間になくので、かなしいのかもしれませんね。
    メスをもとめて、つぎの命をつなぐために。
    ヒグラシがとくにすきです。
    あれほどさびしい声をきいたことがない…と
    いつも思います。

  • うみきょん

    うみきょん

    2012/07/22 00:31:04

    ヒガシさん、コメントありがとうございます。
    東京地方のアブラゼミの初鳴きは、7月12日だったそうで。
    今日も涼しかったですが、また週明けから暑くなって、
    そしたら蝉も、沢山鳴き始めるのでしょうか。

  • ケンケン

    ケンケン

    2012/07/21 23:34:06

    蝉の声、まだ聞いていないよ。
    蝉の声は、せつない。
    なぜ、そんなに一生懸命、鳴くの?
    命をかけてまで。

  • ヒガシ

    ヒガシ

    2012/07/21 16:25:25

    蝉の声、僕も聞きましたよ