わたしの家の近く、
崖があって、林になっているのですが、
そこにクワガタやカブトムシがすんでいます。

夏以外の季節に、林に何か所か
おおきな箱が。
「カブトムシの幼虫を育てるために
葉っぱを集めています。
いたずらしないでね。」
箱には、たどたどしく、大きな文字が。
カブトムシの絵もかいてあります。
箱のなかには、
たしかに、くぬぎなどの葉がいっぱい。

実は、これ、すぐ近くに小学校があるのですが、
そこの生徒さんたちが作ったものらしいのです。
幼虫のベッドをつくっているのです。

この林、というか崖は、まわりは住宅地ではあるのですが、
そこだけ、まるで渓谷か山道のようなのです。
湧水がちょろちょろ草の中をながれて、
小さな滝をつくっていて。
はじめて、そこを探検したとき
（わあい、ハイキングみたいだ～などと）、
この箱をみつけて、なんだかうれしくなったものでした。

カブトムシがいるんだなあ、
子供たちが育てているんだなあ。などと。

先日、早朝バイトしているところに、
メスのカブトムシが迷い込んできました。
この崖のすぐ近くなのです。
子供のいるお母さんが、子供のためと称して
うれしそうに連れて帰っていました。
と、含みがある言い方をしたのは、
ぜったいに、自分が欲しいからなのです（笑）
カミキリムシをつかまえて、喜んでいたりしましたから。

さて、そろそろ、仕事にでかけてきます。
たぶん、その崖のあたりで、おにぎりを食べる予定です。
崖をのぼらないといけないので、ちょっとしんどいですが。
冬になると、崖の上から富士山が見えたり
（冬のすんだ空気の中でないと、見えないのでした）。