強力打線の光星学院をわずか２安打に抑え、大阪桐蔭が春夏連覇を達成！

ドラフト1位候補のピッチャーが如何に凄いのかを見せつけたが、そんな藤波投手でも春とはピッチングの内容が違っていたのが尚更驚かされた。

春のピッチングでは、ストレートを中心に変化球は緩急をつけるだけのものとして使っていたのに、今夏では変化球でカウントを稼いでのストレート勝負、スライダーのボール球を振らせるという配球とコントロールで相手に的を絞らせないピッチングになっていたから！

150kmの速球を投げる投手が変化球で打者に迷いを生じさせるという「すでに出来上がった投手の内容」を見せられては、いくら強打のチームでも抑えられて当然。逆にどんどん振ってくるチームだからこそ２安打しか打てなかったと思われる。

光星学院からすれば、ベスト８で破った桐光学園松井投手を攻略した時のように攻められれば良かったかもしれないが、大阪桐蔭の打線は桐光学園より遥かに上だったので、結果的に失点を防げなかったと思われる以上、この敗戦も仕方なかっただろう・・・

・・・島袋投手も吉永投手も、そして今回の藤浪投手も、いずれプロに行く投手は決勝戦で必ず好投するのだなとつくづくその凄さに感心させられた！