えりか

炎の夜    

小説/詩

  日毎に  炎の輪を  大きくして

胸を焦がす  この思い

  寒風の中で  あの人の胸に

息苦しくなるほど  強く抱きしめられて

  

  このまま  時よ止まれ

二人だけ  時よ止まれ


  全てを忘れて  永久に

時よ止まれ

  今 あなたはいない

あなたへの愛を胸に秘め

  これから先  何を心の支えに

生きていけばいいのだろう

  あなたがいないこの世界で

このまま 時よ止まれ 二人だけ 時よ 止まれ 全てを忘れて永久に 時よ 止まれ