白い月
空の様子を見ようと、上の方を見ながらベランダに出ようとしたところ、
薄い雲越しに真っ白い月が見えた。
と思った次の瞬間、もの凄い速さで流れていく雲の波に隠れてしまった。
めぐりあいて みしやそれともわかぬまに くもがくれにし よはのつきかな・・
まさにそんな感じ。この場合は隠された意味なんてありませんが。
さて、今度こそ空の様子を見てこようっと(ぇ
月はそこにあった。
雲の切れ間から垣間見た燦々と輝くそれは、
金とも銀とも白ともつかない色で、
ただ、そこにあって、輝いていた。
夜の太陽と呼べそうなそれには、薄い雲のベールが掛かっていて、
それは途切れることを知らないかのように、
もの凄い速さで、向こうの方から私の頭の後ろへと流れてゆく。
たまにベールが薄くなると、月の輝きが強くなる・・
雲の流れは、何かが移動していくようにも見えた。
亡霊とか、魂の類だろうか。
七夕の夜だ。
きっと逢えない恋人への想いが、集団で移動しているのだろう。
などと考えてみたり。
オカルトチックだが、そんな風に思わせる雲の流れだった。
風
2009/07/08 00:27:42
ユーフォーじゃなくて残念でしたねー(ぇ
ゆっくりと進む牛に乗って織り姫に会いに行く・・・
彦星のイメージにはぴったりかも。
人生があんなに速く流れ去ったら、思い出す暇もなさそうだなぁ。
それもまたドラマティックか(ぇ
ひかりこ
2009/07/08 00:12:46
ウチの空では輝く星が、ゆっくりと空を横切って。
まるでいそいそと織り姫に会いに行く牽牛のように。
でも、そんな星なんてあるわけないか。
飛行機でした〜。
でも、浪漫チックなほうを採用しようっと。
轟々と流れる曇ってドラマティック。
まるで人生のよう〜。