ただの、ブログですよ

helplessness

小説/詩

私は無力だ

目の前で寝転がっている酔っぱらいに
何もしてやれない

ただ 大丈夫ですかと声をかけ
その目を覗き込むばかり


優しいね
このくらいの男に何か思い入れでもあるのか
と問われる


そんなものありはしない


ただ 笑って欲しかっただけ
そう ただ笑って欲しかっただけ

私と同じ
死んだ魚の目なんてしないで

もっと生き生きと
笑って欲しい


涙をこらえたその時
私はそう思っていたのかもしれない


小娘の私がどうにかできるわけないのに
その時私は涙をこらえるほど
どうにかしたかった


理由なんて知らない
ただの気まぐれなのだろう

こらえていた涙はすぐに引いた


その時はそんな気分だった
できもしないことをしたくて
できないことを知っていて

だから私は無力だった


これからもずっと
そうなのかもしれない

  • 風

    2008/12/09 01:25:41

    お嫌でなければ、是非のせてくださいなー
    私の書いたもので感じたこと、浮かんだもの、
    是非知りたいのです。

    誰かに何かをしてあげるなんて偉そうな立場じゃないし、
    気付いて欲しかったのかも分かりませんが、
    とにかく何かしたかったのでしょう、小娘の私は。

    大好きなんて言ってもらえて、とっても嬉しいです。
    私も、このやりとりが楽しくて、なんとかブログが続いています(笑)

  • るな

    るな

    2008/12/09 01:07:31

    とても考えさせられる詩でした。
    そして私が浮かんだ詩はここにのせても良いのかと、
    少し悩んでしまいました。

    誰かに何かをしてあげる…けれども相手の方が気づくとは限らず、
    そして心境の変化を得られる風さんやみなさんのコメントや詩が大好きです。

  • 風

    2008/12/08 22:34:54

     ひかりこさん、素敵な詩をありがとうございます。
    ジャンル分けが面倒なので、詩的な何かは詩と言うことにしました(ぇ
    波が重なるとき、私は何を思うんだろう・・


     まがりさん、また難しそうなことを(ぇ
    無力+無力=無気力
    ってことですか?え?違う?
    ・・どういうことなんだろう。


      月さんも詩(ですよね/ぇ)をありがとうございます。
    書きたいことを書けばいいと思いますよー
    私も好き放題してますから(笑)

    非力を嘆くよりも、行動すべきなんですよね。
    でも、解っていてもやらない自分がまた歯がゆくて・・
    拳を地面に叩きつけることもできない私は、
    もっと無力に違いありません。

  •  月

     月

    2008/12/08 20:59:21

    すいません。よくわからないけどかいちゃいました(汗 


  •  月

     月

    2008/12/08 20:58:46


    誰かの涙の落ちる音

    そして波紋 結果と要因の関係で

    落とすも落とさないも 己の意のままに

    非力に嘆くときこそ 非力なり

    ぼくは拳すら抑えることの出来ない 無力なり

  • まがり

    まがり

    2008/12/08 18:59:44

    無力に直接影響を与えられるのは
    無力そのものだけだったりするんだけどね。

  • ひかりこ

    ひかりこ

    2008/12/08 04:39:37

    水面に落ちた一滴の涙は

    波紋を作る

    波紋はどんなに小さくとも

    無限の彼方まで伝わっていく

    なにかに、だれかに届くまで

    囁き声もまた波紋

    心さえ、もしかしたら波なのだろう、

    たやすく波立つ

    己の無力さに



    でも、

    いつか

    どこかで


    波が重なるとき