坂間さんと俺
それは3週間前のこと・・・
その日の坂間さんはいつもの伏せ目がちな坂間さんとは違った
自分から話しかけてくることはめったになかった坂間さんである
しかし、会うといきなり
「す、すごいことを発見した!とにかくついてきてくれ!」
あの坂間さんが言うのだからそれはもうものすごいのであろう
若干の期待とともに坂間さんについていく
5分後、坂間さんは自動販売機の前で立ち止まった
私は坂間さんが
「この自販機蹴ると商品出てくる!」
とか言い出すのかと一瞬戸惑いを隠せなかったが
次の瞬間、坂間さんは自動販売機の裏の隙間に入っていった
私は戸惑いを隠すことなど到底できなかった
ただただ度肝を抜かしている私に坂間さんは
「ここに吹いている風は今までで1番心地が良い」
と、そのまま3時間、良さを熱く語っていた
ただ、私にはその良さが全く分からなかったのだが・・・
しかしこのときもう坂間さんは気づいていたのかも知れない
私と坂間さんの運命が大きく変わろうとしていることに
※このお話はフィクションです
うまい棒
2012/09/18 23:17:37
泣けるストーリだった・・・
あの坂間さんがまさかそんなことを。
いつか僕も坂間さんとお話がしたい・・・
※このコメントはフィクションです