お銀

売られた喧嘩は

日記

「売られた喧嘩は買わねばならぬ。」―冗談でよく聞くとは思っていたけれど、まさかこれが慣用句だったとは知らなかった。

いつものように非公開で日記をつぶやこうとして、「売られたケンカに反応するなんてレベル低いわ!右の頬を打たれたら左の…」と書きかけたところ、Atokの変換候補に「売られた喧嘩は買わねばならぬ」と出てきて驚いた。

うーん。たとえ慣用句であっても、やっぱり買わないことにする。明らかに仕掛けてきているけど。でも向こうはケンカを売ったのはこちらだと一方的に決めつけているだろうな。そういうレベルだから。

戦争というのはつまらないことから勃発するようだ。どちらが悪いというわけでもなく、両方が悪いらしい。などということを学ぶ。相手はこっちが一方的に悪いと思っているだろうけど。

いちおう自分の心の中ではまずかったかなとは思っているけど、詫びてもいないし反省してもいない。やることはやった。往生際の悪い弁解っぽいが、駆け引きだ。

これ以上ひどいことになったら、そのとき考えればよい、そう思おう。
いくらでも自分の味方をしてくれる人はいると思って。

こういうとき、家族の存在に泣けてくる。
たとえ自分にも過ちがあったとしても、愚痴をこぼせばかばってくれる母。ありがとう。母があまり明晰な人でなくてよかったなぁと、こういうときに思う。


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