ドイツ旅行6-2
ヴィース教会に到着。
ヴィースとは、ドイツ語で草原という意味です。
1983年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
フュッセンから近く、何にもない田舎の草原の中に、草原にあるにしては似つかわしくない
大きな教会が、バスを降りて少し歩きますと現れます。
外見は、それほど感嘆するようなものは何もありません。
1738年、マリア・ロリーという農婦が、近くに小さな教会をたてて、修道院の屋根裏に捨て置かれていたキリスト像を祭りました。
寄木造りの鞭打たれるイエスキリスト像を熱心に拝んで、毎日祈りをささげていたところ、木造のキリスト像の顔から、涙を流した跡がみられ、奇跡の涙として、瞬く間に、世間に広がり、巡礼運動となったのです。
その像を拝んだら、病気が治ったという奇跡の話が広まったせいか。
あまりに多くの巡礼者が押し寄せ、小さな教会では人が入りきれず、1746年にヴィース教会がすぐ近くに建設されることになりました。
ヴィース教会の中に入ると、その華麗なロココ様式の装飾の素晴らしさに圧倒されます。
ロココ芸術の天才ツィンマーマン兄弟の最高傑作といわれ、教会の完成後、彼はこの近くに家を建てて死ぬまで住んだとのことです。
天国を描いた天井のフレスコ画の壮麗さは、昨日のビュルツブルグのレジデンツとはまた違った趣の、宮殿のような豪華さ壮麗さが感じられます。
田舎の教会というイメージとはかけ離れた、素晴らしい芸術の至高の傑作といえます。
ヴィース教会を後にして、ミュンヘンに約108Km移動。
16時ごろにミュンヘンに着きました。
メメ
2012/10/14 11:01:22
すてきな きょうかいなのですね。。
はるか むかし
きせきを しんじて じゅうれいした ひとたちの おもいが
つたわるような きがします。。にこっ。