IPS細胞の嘘の研究発表が世間を騒がせていますが、疑わしい研究発表というものは頻繁に出ます。
UFO、幽霊、フリーエネルギーなどのイカガワシイ研究発表も学会に発表されますが、早い時間にまとめて出ますので、あまり人目には付かないのです。
昔々ある有名な学者が人工ダイヤモンドを世界で始めて造ったと発表したのですが、それは助手が仕組んだイタズラ？でした。
鉄球の中に炭素を入れて、火薬の爆発で圧力を加えればダイヤモンドができるのではないかと思った（世界的に有名な）学者は助手を使って何度も実験するのですが、全然うまくいきません。
何日も失敗続きの学者を気の毒に思った助手がダイヤモンドの破片を鉄球の中に仕込んで
「実験が成功しました」と嘘の報告をしたのです。
しかし、それを知らない研究者は喜び勇んで論文にまとめ、学会で発表したのでした。
大抵の研究は見過ごされたりするのですが、さすがに世界初の人工ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞとなれば注目されます。
こうして世界中の研究者が早速、この実験の追試を行ったのですが論文通りの機材で実験してもﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞは生成されません。
それでおかしい、となって調べてみると助手が良かれと思ってダイヤの破片を仕込んだという事実が分かり、研究者は恥をかいたわけです。

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