掲示板「2ちゃんねる」で「※」という書き込みを見て「何だこれは？」と思った経験をお持ちの方はいないだろうか？　これは、正確には「※ただしイケメンに限る」というフレーズを究極に縮めたネットスラングで、女性が言う好みのタイプの条件などに、自嘲的な意味合いを加える使い方から始まっている。例えば、「草食系はイヤ。男性にはグイグイ来て欲しい　※」「夢を追いかけてる男性なら収入が低くても構わない　※」といった具合だ。2009年にはネット流行語大賞金賞に輝き、一般的な認知が広まったこの「※」で始まるネットスラングに、最近新たなバージョンが登場している。

発端となったのは、ニュースサイト『夕刊アメーバ』に登場した「イケメンでなくても男性はモテる　37歳美人女性が断言」という記事。この記事によると、37歳美人女性は、「顔でチヤホヤされるのは高校生まで」「面白いかとか知識が多いかとか、おいしい店を知っているか、とかが重要」「目の前にいるその女性が、何歳でどんな女であっても『きれいだね！』と言えたりする人はモテます」と述べており、世の非イケメン男性に対して「皆さん自信持って下さいね！」とエールを送っている。

しかし、これに猛反発したのはネット住民たち。この記事に関して、10月15日に2ちゃんねるで「【論説】「『※ただしイケメンに限る』なんてウソ。私たち女性は面白い人や年齢関係なく『キレイだね』と言える人が好き」というスレッドが立つや否や、スレッドには記事の趣旨に異議を申し立てる意見が殺到し、

「※たまたまイケメンだった」
「※ただし金持ちに限る」
「※個人の意見です」
「※ただし安定した収入者に限る」
「※ただしブサメンは省く」

と、様々な「※」が登場するなか、スレッドはすでに4スレッド目（＝書き込み数3000件以上、10月18日現在）まで進んでいる。