土日と学園祭があり、執事喫茶をやりました。

そんな客も来ないだろうと思っていた俺。

・・・が・・・

メチャクチャ来ましたお客さん
予定外の事に、皆てんてこ舞いで忙しくナンパどころじゃない。

「誰だ～のんびり女の子とトーク出来るとかいったヤツは！」
「知るか！運べ②！！」
「オーダー捌け！」
「コーヒー・カフェアート上がり～」

俺は、忙しさにかこつけてコーヒー係♪（バリスタの資格持ってて良かった（＾▽＾））

「翠～、運べよ～」
「誰がコーヒーいれんだよ？」

「あの～指名ってありなんですか？」
「はい＾＾お好みの執事がいましたらお申し付け下さいませお嬢様♪
　校内の案内からお話しの相手何でもさせて頂きます」

この状況で、そんな暇どこにあんだよ！

「誰だ②＾＾」
「俺だろ当然♪」

厨房では、指名を待つ執事とは程遠い部類の部員達が呼ばれたら
すぐ駆けつける準備万端状態。

いいから、この出来上がったオーダー運べよ！

「あの人お願いします♪^^」

「・・・・・・・・・・・・いや（－。－）」
「いやじゃねぇよ！行けよ！」

３ポイントゲームまで、厨房でコーヒーいれして時間稼ごうと思ってたのに（￢、￢）チッ

「お待たせしました。お嬢様（棒読み）」
「背高いですね～＾＾」
「何歳ですか？」
「２０歳です。背は１９０だと思います」
「あの～、この後校内案内して貰えますか？」
「申し訳ありません。この後バスケ部主催の３ポイントゲームに参加しないといけないので
他の執事が変わりに案内いたします」
「それに出るんですか？」
「見に行きます＾＾」

「あの～写真一緒に撮って貰えますか？」
「バスケやってるから背高いんですか？」
「「黒〇のバスケ」って知ってます？」
「深夜にやってるやつですか？キャラはよくわかんな「きゃ～♪知ってるんだぁ～＾＾」
「スラダンの〇川君に似てるよね（＞▽＜）♪」

いや、言われた事無いし・・・黒〇な話しじゃなかった？

何故か、よく分からない内に囲まれた・・・

厨房の方からは、指名のない部員が何故かこちらを睨んでるし
俺、別に楽しく話ししてるわけじゃないし・・・むしろ話しに付いていけてないし・・・

何か、その内周りのおねいさん方アニメの話しで盛り上がっていくし
どんどん話しが解らない方へ

別に俺いなくてもいいんじゃねぇ？
むしろ俺を囲んで話さなくてもいいんじゃねぇ？

時計を見れば、お昼そろそろ腹が減ってきた・・・
いい加減開放してくれないかなぁ～

「ちゃ～☆＼（≧▽≦（≧▽≦）／」

ピコハン片手に、熊のリュックを背負った双子登場☆

おねいさんをかき分け俺のトコへとやって来た。

「う～（＾▽＾）ききゃ～にょ～（＾▽＾）」

「可愛い～双子ちゃん？」
「あいっ♪（＾＾（＾＾）」←お前等自分達が双子って解ってたの？
「ワンッ（・ω・）」
「きゃ～♪トイプー可愛い♪」

うわ・・・全部来たよ・・・

「双子ちゃんの犬なの？」
「あいっ♪きゃ～い～にょ☆」　※　はい、可愛い☆
「いや～ん（＞▽＜）ぎゅ～ってしていい？」
「ぎゅ～いちゃい、いいきょ②する～」　※　ぎゅ～ってすると痛いから、いいこ②して？

何故か、いきなり現れた双子におねいさん達の興味は集中。
やっと変な緊張感から開放される事に

ありがとう双子～☆（＞▽＜）♪

その後、俺は３ポイントゲームに移動し暫く執事から開放。

戻った時には、まだまだお客さんがいっぱいで
つかの間の自由時間だった・・・（＞＜。）

結局、誰一人彼女どころかメアドすら聞けず終わった文化祭。
来年は、楽しい文化祭にしたいです。

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