TAKKAN

TAKKAN

<独り言>

温泉旅行(その1)

日記

11月の3連休を利用して、温泉旅行へ行った。
千葉県房総半島の中心地部にある養老渓谷。
その中の、滝見苑に宿泊をした。
朝から生憎の雨降りで、
現地に着いてからは止んでくるはずだったが、
結局一日降りっぱなしだった。
粟又の滝(養老の滝)がすぐ近くにも拘らず、
翌日の晴れに期待して、外出は諦めた。
そうすると、夕食の間でぽっかりと時間が空いてしまったので、
早速風呂場へ直行した。
内湯に行くと、自分以外に誰もいなかった。
貸切気分で、お湯に浸かった。
少し熱めだったので、すぐに芯まで温まった。
しばらくしてから、露天風呂へ足を運んだ。
コッパウニという化石が出土したことから名付けられた「化石風呂」は、
少しぬるめだった。
これは、内湯で温まりすぎたかもしれないと思った。
そして、すぐ近くにある「叶いの湯」へ行くと、こちらもぬるく感じた。
ゆっくり時間をかけて温まるには、丁度良いのだろうと思った。
部屋に戻ってくつろいでいると、夕食の時間になり、
部屋ではなく場所を移しての食事だった。
個室ではなかったが、自分達を含めて4組だけが案内されたので、
静かにゆっくり食事を楽しめた。
料理は、とても豪勢だった。
松茸ご飯に、いも豚鍋、伊勢海老とアワビまであった。
見た時は食べ切れないと感じたが、
どれも美味しかったので、しっかり平らげてしまった。
食事に満足して部屋に戻ってから、
再び露天風呂へ行くまでお腹を落ち着かせた。
食事をしている時間に風呂の清掃をしていて、
その清掃後は、男女の入れ替えとなっていた。
重くなったお腹と共に、早速風呂場へ向かった。
最初と違うので楽しみだったが、
先ずはしっかり体を洗い流して内湯でのんびりした。
大分体も温まったので、露天風呂へ移動すると、
こちらにも化石風呂があり、その手前に「願いの湯」があった。
やはり内湯で温まり過ぎたのか、少しぬるく感じた。
それでも目頭にタオルを乗せて、のんびりとお湯に浸かっていると、
とても気持ち良く温まることができた。
のぼせてしまう前に湯から上がり、湯上がり処でしばらく涼んだ。
部屋に帰ってからは、すでに敷かれていた布団の寝そべって、
体を休めていた。
今回は、露天風呂付きの客室だったので、
雨の降る真っ暗な景色が広がる中、その風呂にも浸かった。
外がすっかり寒くなっていたが、その露天風呂には蓋があったので、
湯も心地よい温かさだった。
すっかり気分良く温まって部屋に戻ると、
睡魔の囁きがあり、すぐに眠りに落ちてしまった。
翌朝の目覚めは、まだ雨が降っていたが、すこぶる良かった。
これも温泉効果なのだろう。
見頃ではなかったものの、雨に濡れる紅葉は良い眺めだった。
そうしている内に、朝食の時間となった。
昨夜の部屋へ移動すると、他のテーブルは全て埋まっていて、
一番後だったようである。
朝からかなりのボリュームだったが、
食事をし出すと、結構食べることができた。
赤味噌を付けて食べる湯豆腐も良かったが、
サンマの網焼きが、とても美味しく感じた。
すっかり満腹になって部屋へ戻ると、
まだチェックアウトまで時間が十分あり、
すぐではなかったが、もう一度客室風呂に浸かった。
まだ雨降りだったが、景色がはっきりと眺められたので、
かなり贅沢な思いができた。
風呂を出てからは身支度を済ませて、
チェックアウトギリギリで旅館を出た。
(つづく)