らてぃあ

12/1 リヒテンシュタイン展

アート/デザイン

12月1日にどこへ行ってたかと言うと、まず東京の「国立新美術館」で開催中の「リヒテンシュタイン展」に行ってました。
懸賞で券を母が当てたので、ただし母と日程が合わず一人だけ まあ気楽で良いのですが。

リヒテンシュタイン公国、「ルパン3世」でカリオストロ公国のモデルにもなった 美しくのどかな国です。しかーし、リヒテンシュタイン家は相当なお金持ち貴族。
侯爵の位は確かにハプスブルク家から与えられたものですが、公国の土地は自ら買い足していったものです。第一次世界大戦の時、中立宣言にも関わらず連合国から兵糧攻めを受けた時 唯一救いの手を差し伸べたスイスに ぽん、と物資の代金を支払ったのはリヒテンシュタイン家でした。そのため歴代収集してきた美術品も相当なもの。

まず、バロックサロンでは天井に「占星術の寓意」「彫刻の寓意」「音楽の寓意」「絵画の寓意」という4枚揃いの天井画、夏の離宮を飾っていたものだそうですが、これより前の天井画を修復して飾ることになったので、上記4点は取り外され来日することになったそうです。

汚い大きな絵がかかってるな、、と思ったら 絵画じゃ無くて絨毯『「ムガル大帝」連作』 絨毯ってことは 踏んでたんでしょうね昔。

枝付き大燭台2点、目録の国名が中国、日本、ヨーロッパとなってるのでよく見ると。
大きな壺と皿を組み合わせて、金の金具で大燭台にしてる。アジアにはないセンス。

その後延々とリヒテンシュタイン侯爵家を記録する美術品、名画(ルネサンス以降のコレクション)、クンストカンマーと続く。

こんなにすごい美術品を見たのは初めてだと思います。

とくにすごいのは 天井画も絨毯もそうだけど、かなりの確率で「ひとそろい」あること。
同じ芸術家にセットで注文するのですね。
まるでポーズは同じでも色違いのフィギュアを揃えるように(←オタク的貧相な理解)

眼福でした。


#日記広場:アート/デザイン

  • つくよみ

    つくよみ

    2012/12/10 21:19:19

    お金持ちになると、揃えたくなっちゃうのね
    道楽~

  • やまだ

    やまだ

    2012/12/10 17:11:42

    読んで居ると凄いことが伝わります。
    見に行きたいですが東京なんですね。

    こちらの地方にも来る機会があったら行って見たいです。
    本当に凄そうですね。

  • かいじん

    かいじん

    2012/12/09 23:00:14

    この機会を逃すとお目にかかる事が無さそうだ・・・。

  • ラト

    ラト

    2012/12/09 21:43:05

    日本や中国の陶器を燭台やシャンデリアにするのが流行った時期がありました^^;
    イタリアとドイツでいくつもみたけど、そのセンスは日本人だとくらくらきますw
    同じやり方でも、トルコの方がセンスは格段によかったですねw

    それにしてもリヒテンシュタイン展、行ってみたいなあ~。