聞くところによると、日本では朝食を外食で済ませる人が増えているそうですが、アメリカではもっと多い気がしました。ところで、研修が毎朝９時からだったので７時ごろには起きて宿舎の近所のカフェでビジネスマンに混じって朝食をとっていました。といっても、最初の２日くらいは右も左も分からない状態ですから朝食をとる余裕などなく、さらにはバス停をさがしてバスを確認するだけで精一杯でした。そしてちょっと慣れた３日目にバス停に行く途中のカフェに初めて入りましたが、その時も時間が気になり、あまり余裕のない朝食になってしまいました。店の人からは妙な客に見えたと思います。

それでもすぐに慣れるもので、朝食の馴染みのカフェが一気に４軒くらいになり、店の人とも気さくに話すようになりました。特に、台湾人のおばさんには何かとお世話になり、街のことなども色々と教えて頂きました。

ところで、アメリカには厚切りトーストはないんですね。その代わりにベーグルを食べる機会が多くあり、朝食は３回に１回はベーグルでした。それまでベーグルは食べたことがなかったのですが、あの発酵させていない味も慣れるとおいしいものでした。そして、少し食生活が変わったような気もしましたが、カリカリに焼いたベーコンはいまだに朝食に食べることはありません（嫌いではないのですが）。