あなたと私は水と油・・・
全くと言っていいほど 性格がちがう二人。
あなたは アクティブで 私は ネガティブ。
あなたは 突っ走り 私は しりごむ。
あなたは いつも どうにかなるさと そして私は どうにかしないと。
三十年間子供はいながらも 独身生活を送っていたあなたは 一人の時間は平気なもの。
でも 私は淋しがりや 一人でいる時が まだまだ 耐えきれなくなる。
当然 付き合いだしてから ぶつかりあうことも増えてきた。
でも 私が立ち止まった時に あなたは 背中を そっと押してくれる。
そして 私は 突っ走りかけるあなたの手綱を引いて・・・
もしかしたら ちょうどそれで バランスが取れているのかな?
そんな事を 思いながら 時は途絶えることなく 流れていく。
夕暮れ時の紅色に染まった道を 二人腕を組みながら・・・
今日もまた 明日に向かって歩き続ける。
寒さをしのぐため 二人体を寄せ合って・・・
不思議な結びつきの二人。
性格が全く違っても こうしていられるのは お互いに深い愛と信頼があるから。
ふたつ並んだ影が 長く映し出され その長さが 二人の行方を示している。