ケルト系「アーリア人」Aryansの女神-母親である。カーリーが宿縁の車輪を

回すように、アリアンロードは「時」のシンボルである「星の銀輪」を果てしなく

回し続けている。この女神に「海に降りていく銀輪」という添え名を与えた者もいた。

アリアンロードの回す車輪はまた「光の車輪」、「ファルの車輪」、あるいは「櫂の

車輪」でもあった。この車輪は戦死者を月の世界へと運ぶ大きな船に

例えられることが多かった。この月の世界は「マゴニア」、「エマニア」、「ハイ・マニ」

などと呼ばれた。３人のドルイド教の巫女がこの車輪を作った。この３人の巫女とは、

つまり、三相一体の女神のことで、十二宮という宇宙の車輪、あるいは天の川を

創造した女神である。アリアンロードは、もう一人の「アーリア人の母親」である

アリアドネ　Ariadneと同じ女神であったと思われる。

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