☆植木屋娘
この噺、なかなか薀蓄のあるものでご存知の「八百屋お七」がヒントになってできたそうですが、その落ちが分かりにくいということがあったため今の落語に作り変えられました。
【スジ】
植木屋幸右衛門は字の読み書きができないので、近所のお寺の和尚に代筆を頼んでいた。そこで、寺預かりの伝吉を見初め、一人娘のお光の婿にと申し込む。しかし、和尚は伝吉が五百石の家督を継ぐ身であるため無理な相談であると丁重に断る。
ところが、そんなことでは諦めきれない幸右衛門は伝吉とお光の二人が関係をすれば和尚も文句は言えないだろうと考えを巡らす。そして丁度伝吉が用事で訪れてくると、風呂帰りのお上さんにもう一度風呂に行かせ自分は用事があるからと出かけ、二人っきりにさせる。
そして、隠れて二人の様子を見ているのであるが、なんともよそよそしいだけであった。それでも時がたつと、両親の知らない間に二人は恋仲になりお光は妊娠した。
幸右衛門は「うちの娘はハラボテじゃ」と浮かれて寺を訪れる。そして、困った和尚はとりあえず話を聞く。
「伝吉さん、養子にもらいまっせ。うちの根分けから接木からみな仕込んで大阪一の植木屋にしまっさかい安心しなはれ」
「それはありがたいことじゃけれども、言ぅてる通り五百石の家督を相続せんならん」
「それも成るよぉな話にしまひょ。よろしぃか、とりあえず伝吉っつぁんうちへ養子にもらいます。子どもができます男の子。男の子なら、これを向こぉへ回してでっせ、五百石でも八百石でも継がしたらえぇやおまへんかいな」
「これこれ、何ぼ何でも侍の家を取ったり継いだり出来るかいな」
「接木も根分けも、うちの秘伝でおますがな」
うさこ
2013/01/23 22:49:45
少々難しい。八百屋お七は・・・・どちらさま?検索してみよう、そうしよう
愛子
2013/01/23 11:59:30
訪問感謝(○´∀`○)
また、コメントよろしく(●´ω`●)